課題1
一般ユーザーとプロの異なる使い方に対応する
長時間連続使用も行うプロの使い方にも対応(熱対策)する必要がある。
課題2
普及のための新規ユーザーの獲得とファンを育てる
360°映像が持つ体感的な魅力ある価値を伝えることは、困難ながらその手段の開発が重要。
課題3
写真撮影における既成概念からの脱却
360°撮影は「何を撮るか」ではなく「臨場感の共有」であり、それを新しいビジネスに繋げたい。
360 °映像文化 Fun& Open innovation
Google と協業してメタデータ仕様を策定し、SNS共有を図る
基本設計のアイデア構想は、価値の流れを図に表して行う。図にすることで関係を構造的に整理・把握・評価できる。登場者は事業者・エンドユーザーなどの他に、誰を設定するかが事業アイデアの鍵となる。登場者それぞれの間に、価値の流れを示す矢印が循環する関係となれば、基本設計の完成となる。
ここでは参加企業の事業を図で表し、構造的に完結した仕組みになっている状態、つまり完成度の高い基本設計であることを確認することができる。
ユーザーにとっての価値
ユニークな画像を撮り共有する新しい楽しさ、面白さ。360°画像や動画が持つ可能性から、不動産建築分野など新しい使用シーンの展開。
RICOHにとっての価値
ファンを育てるUXデザインの徹底化により、製品では新技術に頼らなくても新しいビジネスを展開できるノウハウの蓄積。
Googleとの協業価値
今までにない360°画像と動画をSNSで共有できるプラットフォームを策定したことにより、誰でも自由に画像データを投稿・閲覧できる。
Googleと協業してデータ共有できるデータ形式を策定
YouTube、Googlemap, Googleplus、フェイスブックとのインフラ形成。
スマートフォンアプリの開発、実機100台貸し出してコンテストの開催等UXデザインに力を入れる。
デベロッパーズサイトでSDK・APIを公開。デベロッパーズコンテストを開催して、プロユーザーともコミュニティを形成
2009年前社長から「コア技術を使った開発」の要請で新分野開発としてスタート。
面白い考えを持った人にあたりをつけてチームを編成し、試作づくりからスタート。後付けで名称を与えて組織化。
画像コンテストを開催したり、ユーザーがSNSで楽しめる環境を提供。
ビジネス向けクラウドサービス・見守り・監視・娯楽・広告等多岐にわたる新分野への活用提案で市場拡大の可能性広がる。