課題1
事務用品イメージからの脱却
機能が多く使い方が難しいため、身近な存在感ではない。見た目の変化が乏しく新しいイメージが弱い。
課題2
ラベリング機会の減少
オフィスではペーパーレス化が進みファイリング用途が減少。家庭でもビデオテープ等を使うことが無くなり用途が減少。
課題3
代替え手段の登場
100円ショップなどで名前つけシールが販売されたり、ネットによる名前ラベル作成サービスが普及。
「ゲームを変える」。必要に迫られて買うものから、欲しくなるものへ。
メインターゲットは、家族も自分も大切にする向上心溢れる女性。
全ての操作は、スマートフォンで簡単に操作可能。
基本設計のアイデア構想は、価値の流れを図に表して行う。図にすることで関係を構造的に整理・把握・評価できる。登場者は事業者・エンドユーザーなどの他に、誰を設定するかが事業アイデアの鍵となる。登場者それぞれの間に、価値の流れを示す矢印が循環する関係となれば、基本設計の完成となる。
ここでは参加企業の事業を図で表し、構造的に完結した仕組みになっている状態、つまり完成度の高い基本設計であることを確認することができる。
ユーザーにとっての価値
忙しい女性の生活スタイルに合わせて時間と場所を選ばず入力できる便利さ。プロのノウハウなど提供される情報に創作意欲が湧く楽しさ。
BROTHERにとっての価値
既存製品とは一線を画し、新市場を確立。新しいユーザー層を獲得し国内シェア向上。
スマートフォンによる価値
専用アプリによって、マシンが苦手な人でも使い慣れたUIで簡単に使用することができ、提供情報の更新によってユーザーの関心を高めるビジネス展開が可能に。
SNSによって、ユーザー同士を繋ぎファンを育てる。
マシン本体からキーボードと液晶画面が消えたことで、本体は佇まいが一新。テープの種類とコンテンツも新しく豊富なデザインに。
普段から使い慣れたスマートフォンの操作で、いつでもどこでも、すきま時間に作成できる便利さ、画面の高精細画面の利点を活かしたアプリのデザイン
プロのノウハウや活用事例を情緒的な価値もプラスした写真と動画で紹介
徹底した情報収集、カスタマージャーニー分析を経て、ターゲットユーザーの心をつかむコンテンツを開発
商品の高い完成度を目指し、根拠のある徹底した価値の作り込み、なぜそれが良いのか明確にした上で判断していく。
プロダクト・アプリ・コンテンツ・コミュニケーションの各デザイン部門が連携して商品企画・販促販売とも協業。デザインが間に入ることで一気通貫。
ワークショップを多数実行し、体験が拡散される工夫と活動。
プロのノウハウ紹介等コンテンツは定期的に追加更新
豊かな暮らしを目標とする継続したラベリングの提案とアプリ・コンテンツの進化がブランド力と市場拡大の可能性につながる。